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雨のち晴れ晴れ

雨のち晴れ晴れ

おもしろことば 4

おもしろことば 4

『日本語の常識日めくり型カレンダー 2005年版』株式会社トライエックス  より



☆白状☆
「白」には言うという意味もあり、「自白」「独白」という使い方をする。「状」は「状態」の状。つまり「白状」とは、ありのままの状態を話すことをいう。
☆いなせ☆
ボラの幼魚のことを鯔(いな)という。江戸の魚河岸で働く威勢の良い若者が鯔の背びれに似た髪形をしていたことから。
☆しゃかりき☆
漢字にすると「釈迦力」で、お釈迦様の力という意味。お釈迦様が人々を救うために力の限りを尽くしたように、懸命に何かに取り組んでいる人をさすようになった。
☆るつぼと化す☆
「るつぼ」は「坩堝」と書き、化学実験などで使う耐熱性容器のこと。この坩堝でさまざまな金属を溶け合わすことから。
☆けしかける☆
昔の猟師は、猟犬を獲物に向かわせる時に「けし!」と声をかけていた。それが人に対しても使われるようになったもの。
☆黄昏☆
夕方は薄暗く、「そこにいるのは誰?」と問いかける「誰そ彼(たれそかれ)」から来た言葉。
☆がむしゃら☆
漢字で書くと「我武者羅」。「我」は我が強い。「武者」は武士のこと。
☆出前☆
「前」は身分の高い人を敬う場合に使う「お前」のこと。つまり「出前」とは「あなた様のところに出向く」という意味。
☆色男☆
歌舞伎で男女の濡れ場を演じる濡事師(ぬれごとし)が、色白の美男子に見せるため、顔を白色に塗っていたことから。
☆ただいま☆
「ただいま帰りました」と言っていたのが、「ただいま」と略されたもの。
☆しかとする☆
花札の十月の絵柄は横を向いている鹿が描かれている。そっぽを向いている「鹿(しか)」と十月の「十(とう)」を合わせて「しかと」となった。
☆沢庵☆
沢庵和尚が考案したからというのが定説であるが、沢庵漬けは、和尚が生まれる前の室町時代からあるので、その説は怪しいところがある。「蓄え漬け」がなまったもの、という方が有力かもしれない。
☆ぎゃふん☆
「ぎゃ」と「ふん」という二つの感動詞がくっついた語。「ぎゃ」は、驚き叫ぶさま。「ふん」は承諾を意味する。
☆役不足☆
もともとは俳優などが、自分に与えられた役に満足しないことをいう。
☆おそらく☆
本来は、悪いことを予測する時のみに使う言葉。
☆手をこまねく☆
「こまねく」とは「拱く」と書き、両手を胸の前で重ね合わせたり、腕を組むこと。つまり、「手をこまねく」とは、本来は手助けをする立場なのに、腕組みしながら見ているだけで、何もしないこと。
☆うやむや☆
有るのか無いのかはっきりしないという意味の「有りや無しや」。これを漢字にすると「有耶無耶(うやむや)」となる。
☆高飛車☆
もともとは将棋用語で、飛車が中央に出て、高圧的に相手を攻める戦法。それが一般に使われるようになった。
☆ワイシャツ☆
英語の「White shirt(ホワイトシャツ)」がなまったもの。
☆あら☆
「あら」は魚をおろしたあとに残る頭や骨のことで「粗」と書く。魚の残骸をほじくり返すように欠点を探すということ。
☆道楽☆
もともとは仏教用語で「修行によって得た悟りの楽しみ」のこと。それが趣味や、度を越してほうとうを繰り返すことも意味するようになった。
☆こつ☆
漢字で書くと「骨」。骨は皮膚や筋肉の奥にあり、体を基本的に支える大切なもの。そこからものごとの奥義という意味が生まれたようだ。
☆ラーメン☆
「拉麺」と書く。「拉(ラー)」は中国語で、引っ張る。「麺(めん)」は小麦粉。つまり、小麦粉をこねて伸ばした麺というのが本来の意味。
☆大丈夫☆
古代中国では、成人した立派な男の子のことを「丈夫」といい、その中でも特に立派で頼りがいのある人物の事を「大丈夫」といった。
☆おとり☆
「招鳥(おきとり)」が変化したもの。「招鳥」とは仲間の鳥を誘い寄せるために飼い慣らしてある鳥のことをいった。
☆ないがしろ☆
「無きが代」が転じたもの。無の代わりになるもの、つまり、無いに等しいものということ。
☆匙を投げる☆
この場合の「匙」は、医者が薬を調合するのに使うスプーンのこと。それを投げるのは、治療を諦めてしまったことになる。
☆いかさま☆
漢字で書くと「如何様」。如何にも左様、つまり、いかにもそのものらしいということ。「もっともらしく見えるが実は…」という意味が込められている。
☆とおりいっぺん☆
漢字で書くと「通り一遍」。「通り」は通りがかりに、「一遍」は一度だけということ。つまり、通りがかりに一度だけ行う、というのがもともとの意味。
☆頑張る☆
気をつけて見張っているという意味の「眼張る」が語源という説。自分の主張を押し通すという意味の「我に張る」が語源という説もある。
☆ごたごた☆
北条時頼の依頼で中国から来日した臨済宗の僧「兀庵(ごつたん)」が語源。彼は建長寺の責任者になったが、突然帰国し、建長寺が大変な事になったため。
☆おいしい☆
「お」は接頭語。たいへん素晴らしい、よろしいという意味の「美(い)し」が付いて「おいし」となり、それが変化したもの。
☆けちょんけちょん☆
和歌山県日高郡の方言「けちょに」が語源。「けちょに」は非常にという意味があるが、使われる地域が広がるうちに「けちょんけちょん」となり、意味も変わっていった。
☆ぐうたら☆
「ぐう」は「愚(ぐ)」が長音化したもの。「たら」は、弛む(たるむ)という意味の「たる」が変化したもの。
☆赤丸急上昇☆
「赤丸」とはアメリカの音楽雑誌「ビルボード」のヒット曲のランキングで、上昇が見込める曲につく印のこと。それが一般に使われるようになった。
☆内緒☆
本来は「内証」と書く。江戸時代の商人の家では、公的な仕事の場を店。居間や帳場、勝手などの私的な生活の場を「内証」と呼び、そこから転じたもの。
☆あんばい☆
「塩梅(えんばい)」が語源で、料理の味を塩と梅酢でととのえることをいう。そこから、現在のような使われ方をするようになった。
☆小股が切れ上がる☆
江戸時代、着物の裾を乱さずに階段を登れる女性が小粋とされ「小股の切れ上がった女」と呼ばれていた。「小股」がどの部分を指すかは、着物の裾から見える内太腿、足首、鼻緒をはさむ足指の間など諸説がある。
☆おおわらわ☆
明治以前、大人はまげを結っていたが、忙しく働きまわると髪が解けて子供のような髪型になり、「大童(おおわらわ)」といわれていたため。
☆きわもの☆
現在では「いかがわしいもの」という意味合いで使われることもあるが、本来は、お正月の門松などの季節の「間際にだけ売り出されるもの」のこと。
☆とことん☆
「とことん」は日本舞踊の踊り手が踵で踏み鳴らす音を表現したもの。踊りの最後の決めとなる「とことん」まできちんとするというのが語源。
☆へったくれ☆
「ひょうたくれ」が訛ったもの。「ひょうたくれ」とは、江戸時代後期の岡場所、つまり営業許可をとっていない遊郭で使われていたもので、無粋な客の蔑称。
☆こんばんは☆
「今晩は」と書く。本来は「今晩は良い晩です」などど続いていたものが、後を略すようになった。
☆色めき立つ☆
もともとは戦場において、敗色が濃くなり、動揺し始めることをいう。つまりこの場合の「色」とは敗色のこと。
☆そぞろ歩き☆
「そぞろ」には、はっきりした理由が無い、落ち着かないという意味がある。「そぞろ言(とりとめのない話)」「そぞろ心(うわついた心)」などとも使う。
☆ミーハー☆
「ミー」は「みよちゃん」、「ハー」は「はなちゃん」の略。つまり「ミーハー」は女の子の名前の愛称を合わせたもの。





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